2022年2月に始まった、ロシアによるウクライナの軍事侵攻により、多くの人命が失われ、都市が破壊されています。ウクライナの大学等学術研究機関の研究者や学生は研究や学習の場を失っています。平和を取り戻し、ウクライナを再建するためには、欠かすことの出来ない文化の先導者や、同国の未来を創る若者が大きな困難に直面しています。私たちYUCaN学生部会は、現地の研究者や学生の生の声を聞き、世界平和と持続可能な未来の発展について共に考えるため、現地と日本をつなぐオンラインセミナーを企画しました。

セミナーは、2022年 6月4日(土) 15:00より、Zoomによるオンライン形式で開催します。登録は無料で、どなたでもご参加頂けます。使用言語は主に英語ですが、講演者から頂いた要旨の日本語訳をご登録頂いた方に配布いたします。質問・コメント等には同時通訳で対応致します。

今般の戦争初期に激しい被害を受け、平穏を取り戻しつつあるキーウ、チェルニヒウ、イルピンなどの各都市から、戦争が及ぼした影響や、その中での研究教育活動の継続についてお話頂き、平和と復興に向けた課題、国際的支援へのメッセージ等を現地から届けて頂きます。また、ウクライナ国立学士院半導体物理研究所と山形大学工学部の間には長年の国際共同研究があり、その研究課題についてご説明頂くと共に、共同研究の継続が困難となっている状況をお話頂きます。詳しくはプログラムをご覧ください。

連日の報道のとおり、今ウクライナはその未来が全く見通せない状況にあります。今回現地からご講演頂く方々につきましても、講演が出来なくなる不測の事態も予想されます。その場合は当該講演がキャンセルされることもあり得ますのでご了承下さい。

現地の声に耳を傾け、ニュース映像だけでは分からない、戦争の実態を知りたいと思います。苦境に立つ同世代や大学の状況を知り、国際的支援の在り方を考えると共に、現地に激励と支援の声を送り届けたいと思います。また、持続可能な未来を共に創り上げていくための国際的協調の重要さを考える機会としたいと思っています。

困難な状況にも関わらず、講演を承諾頂いた現地の先生、学生の皆さんに感謝申し上げます。本セミナーの趣旨にご賛同頂き、是非ご参加頂ければと思います。

（TF-YUCaN代表　上野篤彦）

開催日；2022年6月4日

時間帯；15時～18時（ウクライナ9時～12時、時差は6時間）

方法；Zoomその他オンライン会議ツール、録画し後日YouTube配信します

対象；一般市民、学生

セミナーに参加いただける方は下記のフォームに情報を入力いただきますようよろしくお願いいたします。セミナーのプログラムを後日配布いたします。

当日のzoomリンクはこちらになります。